2026年2月25日水曜日

第4回 子どもへの伝え方。正解を探すより、あなたの「震える声」を大切に

イメージ画像 ㏚ 深夜、すやすやと眠る我が子の寝顔を見つめながら、「ごめんね」と心の中で繰り返す。 その小さな寝息を聞くたびに、胸の奥がぎゅっと潰されそうになる……。 「私のせいで、この子の世界を壊してしまうのではないか」 「どんな言葉で伝えれば、この子を傷つけずに済むんだろう」 正解を探して、ネットの記事を読み漁り、また答えが出なくてため息をつく。 そんな夜を過ごしている「あなた」へ。 今日は、少しだけ肩の力を抜いて、私のお話を聞いてください。 完璧な「台本」なんて、どこにもありません 「子どもにはこう伝えるべき」という教科書のような言葉は、たくさんあります。 でも、いざ目の前の子どもを前にしたとき、その通りに言える人なんて、きっと一人もいません。 言葉が詰まってしまっても、涙がこぼれてしまっても、いいんです。 大切なのは、きれいに整えられた「セリフ」ではなく、あなたがその子をどれほど大切に思っているかという「体温」が伝わることです。 あなたの声が震えてしまうのは、あなたがそれだけ真剣に、その子の人生に向き合っている証拠。 その「震える声」こそが、何よりも誠実な、あなただけの言葉になります。 「ごめんね」を「大好き」で包み込んで 「片親にしてしまうこと」に、強い罪悪感を感じているかもしれません。 でも、子どもが本当に欲しがっているのは、完璧な家庭の形ではなく、目の前のお母さんが「笑っていること」であり、「自分を愛してくれているという安心感」です。 「ごめんね」と心で呟くのを、少しだけ「愛してるよ」に変えてみませんか。 「お父さんとお母さんは、別々の道を歩くことになったけれど、あなたのことが大好きなのは、一生変わらないよ」 その言葉を、何度でも、何年もかけて伝えていけばいい。 一度の完璧な説明よりも、毎日の積み重ねが、子どもの心に強い根を張っていきます。 あなたも、守られるべき存在です 子どもを守らなきゃ、と必死になるあまり、あなた自身の心がボロボロになっていませんか? あなたが倒れてしまっては、その子を支えることはできません。 子どもに伝えるその日まで、そして伝えたあとも。 泣きたいときは、子どもが寝たあとに、思い切り泣いていい。 「母親失格だ」なんて、自分を責めないでください。 あなたは今、この子の未来のために、そして自分の未来のために、人生で一番難しい壁を乗り越えようとしているんです。 その勇気を、私は誰よりも知っています。 正解を探すのは、もうおしまい。 明日の朝、目が覚めたら、まずはその子の手を握り、「おはよう」と伝えてください。 その温もりの中に、あなたが探している答えは、きっともうあります。 なぎより