ハンドルネーム: 「なぎ」 プロフィール: 「元・『普通の幸せ』を失うのが怖くて震えていた私」 3年間の葛藤の末に離婚。当時はネットの事務的な情報に傷つき、孤独を感じていました。今は小さな平穏を取り戻し、かつての自分と同じように、夜一人でスマホを握りしめている「あなた」へ手紙を書くようにブログを綴っています。
2026年2月25日水曜日
第9回 離婚は「リセット」じゃない。ボロボロになった経験を「お守り」にする方法
イメージ画像 ㏚ 「あんな時間、なければよかった」
「私の数年間は、一体なんだったんだろう」
そうやって、自分の過去を丸ごとゴミ箱に捨ててしまいたくなる日はありませんか。
名前を変え、住む場所を変え、何もかもを「リセット」して、なかったことにしたい。
自暴自棄になって、自分の積み上げてきたものすべてを「無駄だった」と決めつけてしまう……その苦しさ、痛いほどわかります。
でもね、少しだけ立ち止まって、私とお話ししませんか。
あなたの歩んできた日々は、決して「無駄」なんかじゃないんです。
壊れたからこそ、見える光がある
「普通の幸せ」を信じて、必死に手を伸ばして、それでも指の間からこぼれ落ちてしまった。
そのときの絶望や、ボロボロになった心。
それは、あなたがそれだけ誰かを愛そうとし、生活を必死に守ろうとした証拠です。
何事もなく平穏に過ごしてきた人には、見えない景色が今のあなたには見えています。
人の痛みに敏感になれたこと。
当たり前の朝が、本当はどれほど奇跡に近いものかを知ったこと。
その「ボロボロになった経験」は、決してあなたを汚すものではありません。
過去は「消すもの」ではなく「磨くもの」
離婚は、人生の「リセット」ではありません。
これまでのページを破り捨てるのではなく、その重なりがあるからこそ、次の章が深く、厚みのあるものになる。私はそう信じています。
傷ついた経験は、いつかあなたの「お守り」になります。
「あんなに辛い夜を越えたんだから、これくらい大丈夫」
「私は、自分の足で立ち上がる強さを持っている」
ふとした瞬間に、その経験があなたを支え、守ってくれる日が必ず来ます。
今はまだ、その傷が痛んで、お守りだなんて思えないかもしれません。
それでもいいんです。ただ、「捨てなきゃ」と焦るのだけは、もうやめにしませんか。
あなたがあなたを、許してあげるために
自分を責める必要はありません。
「もっとこうしていれば」という後悔も、今はそのまま抱きしめていてください。
あなたが経験したすべての感情は、これから出会う「本当に大切なもの」を見極めるための、大切な物差しになります。
ボロボロになったその心は、それだけ誰かを、そして自分を幸せにしようと奮闘した、気高い心の跡なのです。
リセットして「真っ白」になる必要はありません。
いろんな色が混ざり合って、深みを増した「今のあなた」のままで、ゆっくり進んでいきましょう。
その「お守り」を握りしめて歩くあなたの手を、私はずっと離しません。
なぎより
